鶏解体ワークショップについて
いのちをいただくってどういうことだろう
養鶏場で働いていたおーちゃんが、鶏の解体の工程を丁寧にレクチャーしてくれます。
大分の産品
「おおいた冠地どり」
(かんむりじどり)
大分県畜産試験場が4年の歳月をかけて誕生させた大分県産の地鶏。
日本国内初となる烏骨鶏を交配しており、毛冠のとさか、あご髭など、烏骨鶏の特長を受け継いでいるので、冠地どり(かんむりじどり)と名付けられました。
「おおいた冠地どり」は、烏骨鶏を含め、雄雌合わせて5品種を交配。
烏骨鶏の体格の小ささを補うために、発育の良い白色ロックを掛け合わせるなど、旨味、大きさ、産卵性など、それぞれの品種の長所が集約されています。鶏肉の旨味成分であるイノシン酸含有量が高く、肉質もほどよく柔らかな「おおいた冠地どり」。
開発コンセプトに「家庭で味わう、こだわりの地どり」を掲げるだけに、国内の地鶏のなかでは、価格的にかなりリーズナブル。
旨い・安い・柔らかいの三拍子が揃った地鶏に、大分県の新たなるブランドとしての期待が高まっています。
大分県農林水産部おおいたブランド推進課より引用
まず初めに「冠地どり」の特徴について説明してくれるおーちゃん
大分県の耶馬渓の豊かな自然の中にある奥江農場(農場主 金丸隆昌さん)の平飼いの開放的な鶏舎で、抗生物質を使わず、のびのびと飼育された地鶏を扱います。
大分県で地鶏では初めてJAS認証を取得しました。
すべての工程を丁寧に、大切に進めていく
まずは参加者さんの中から希望者に鶏を絞めてもらうところから始まるワークショップ。
血抜き・羽抜き・解体・精肉とそれぞれの工程に名前はついていますが、
いざ命を絞める瞬間を目の前にする事で、言葉だけでは表しきれないものがそこにあります。
誰かがやらないといけないその役を実際に自分が請け負う事で、
すべての工程に対する捉え方が一気に変わるのを感じます。
緊張感や罪悪感、
戸惑い、恐れ、
いろんな感情とも出会います。
多くの人が
静かになる時間
どの作業も
一つずつ
じっくり丁寧に
向き合うことで
感じるものがあります。
ここから、
捌き方を教えてもらいます。
ワークショップ参加者さんの中には
「将来シェフになりたい。」という夢を持った子どもたちや
「今後もし自給自足のような生活をするとなったら必要な知識になるのでは」
「ジビエなど狩猟の後の捌き方の参考にしたい」という大人の方など
この解体ワークショップに刺激をたくさんもらったという方がいらっしゃいます。
こうして捌いて見えてくるのは、
丁寧に大切に育てられた鶏の
本来の肉の色味や
1羽からいただける肉の量。
普段スーパーで並んでいる肉とどう違うのか、
そこにはどういう現状があるのか、
自分たちが何気なく口にしている、
食に対する認識を、
より臨場感を持って学ぶことができます。
おーちゃんはいつも
参加者さんに、
「ここ、触ってみて」
と、まだ残っているその温もりを感じてもらっています。
さっきまで存在していた
「生きていた」証。
ここでしか味わえない体験が
次から次へと訪れます。
そしてさらに、、、
「鶏肉のお刺身」をいただける
貴重な体験も!
「甘い!」
「なにこれ!」
参加者さんの感動の表情や声が沸く瞬間です。
ワークショップの最後は、
食卓を囲んで、
「いのちの話」をします。
美味しいってどういうことなのか。
生きていくってどういうことなのか。
可哀想って思うなら、優しいって何なんだろう。
正解や答えなんてものはなく、
こうやって考えること、理解しようとすることに意味があると思います。
そして、その姿勢は、親子やパートナーや人との繋がりにも関係してくるのだと思います。
鶏解体ワークショップは
定期イベントとして予定している他、
ご希望があれば日程を調整して随時行っております。
気になる方がおられましたら、
Instagram DMまたは公式LINEより
ご連絡お願いいたします。
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<養鶏場見学ツアー>
実際に「おおいた冠地どり」がどんな環境で育てられているのか見学に行くこともできます。
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金丸養鶏場で働く方、サポーターさんも募集しています。
\養鶏場見学ツアーも随時募集中です